信用情報・ブラックリストとは

信用情報・ブラックリストとは何か

「信用情報」とはクレジットカードを作る、ローンを組むなどのほかに返済の遅れ、自己破産についての情報が記録された「信用情報機関」が保有している顧客データです。このデータベースに登録される返済の滞りや支払いの情報を「事故情報」として登録されることを「信用情報機関に登録される・載る」という表現で使われ、これがいわゆる「ブラックリスト」とされます。実際には「ブラックリスト」と呼ばれる顧客リストそのものは存在しません。

また、クレジットカードの申し込み履歴やローン契約などの情報も登録されますが、こちらは事故情報ではなく、今後の取引には基本的には影響しない情報です。

何をすると信用情報に登録されるのか

信用情報に事故情報が登録されるとどのような影響があるか

金融機関などは、クレジットカードの作成やローンなどの申込みを受けると、信用情報機関に対して、申込みをした人の信用情報を確認します。その際、信用情報機関に事故情報が確認されると、申込者の経済的な信用力が低いということで、新たなカードやローンなどの申込みを断られてしまうことがあります。

また、信用情報に事故情報が登録されると上記の他に、さまざまな影響が出ます。生活するうえで問題となってしまう場合があるので、十分注意しましょう。主な影響は下記のとおりです。

信用情報に事故情報が登録されると出る影響

信用情報に事故情報が登録されると、さまざまな影響が発生します。生活するうえで問題となってしまう場合があるため、十分注意が必要です。主な影響は以下の通りです：

• 定期的なカード会社の信用情報チェックにより、現在持っているクレジットカードでも使えなくなる（強制解約される）。
• 審査が通らないため、新規の携帯電話の分割払い契約ができなくなる。
• 物件によっては賃貸契約や賃貸更新ができない場合がある。
• ローンや奨学金などの保証人になれなくなる。

ただし、信用情報に事故情報が登録されたからといって信用情報機関から連絡が来たり、通知が来るわけではありません。※滞納についての督促の通知は債権者から直接きます。

信用情報はご自身でも確認が可能です

自身の信用情報の確認は、「本人開示制度」で郵送やインターネットから誰でも行うことが（ご本人に限ります）。各信用情報機関のウェブサイトに申請方法が掲載されています。手数料は５００円～１５００円ほどで請求が可能です。必要な物さえ用意できれば手続は難しくないので、「心当たりがないのにクレジットカード審査が落ちてしまった」「過去に滞納していたことがあるので信用情報が心配…」という方はこれを機に確認してみてはいかかでしょうか。

主な信用情報機関は下記のとおり。※＜＞は加盟金融機関

全国銀行個人信用情報センター（KSC）＜銀行・信金･信組･農協系＞

https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

株式会社 シー・アイ・シー（CIC）＜クレジットカード会社・信販会社系＞

https://www.cic.co.jp/

株式会社日本信用情報機構（JICC）＜消費者金融系＞

https://www.jicc.co.jp/

過払い金請求と信用情報

すべて完済している状況で過払い金請求を行う場合は、事故情報が登録されることはありませんが、残債務がある状態で行ってしまうと、債務整理と同様の手続きとみなされ、信用情報に登録されてしまうおそれがあります。

過払い請求を行うときは残債務が残っているかどうか曖昧なときは信用情報の確認をしてから手続を行うことが重要です。

債務整理についてお悩みの方は、南池袋法律事務所にご相談ください。

弊所では信用情報機関の照会や、残債務があった際の対応も一括して行うことができますので、お気軽にご相談ください。